不仲な親に泣く子供
子供がいる夫婦は離婚を考えた時に子供の気持ちを考えてしまいますよね。
離婚が子供に与える影響は私たちが思う以上にその心に大きな影響を残すものです。
現代は夫婦3組に1組が離婚しています。
大半の夫婦に子供がいるケースが殆どです。
「子供のために我慢して離婚はしない。」 という方は多いと思います。
しかし「離婚はしない」ということだけで、大半の夫婦がお互いに心を入れ替えてやり直しをする訳ではありません。
我慢してただ夫婦を続けている不仲で心が通っていない両親を目の当たりにして育った子供たちがヤンキー・登校拒否・引きこもりになるケースがとても多いのをご存知ですか。
母親や父親はお互いに愛情はなく “我慢” という環境で、家庭や夫婦に幸せや希望を持っていませんから、そのようなお互いに愛情のない夫婦(両親)が近くにいることは子供にとっては最大・最悪の不幸なのです。
実際に離婚の相談中や手続き中の、不仲な夫婦の子供さんの引きこもりや登校拒否または非行についての相談も同時に数多く寄せられています。
私たちは15年間の夫婦相談業務で同時に子供たちの問題にも接してまいりましたので様々な解決のノウハウを持っています。
恥ずかしい私事になりますが、私の両親は離婚こそしませんでしたが、仲の良い夫婦ではなく家庭は幸せな家族ではありませんでした。
父は家庭を顧みず女を家庭外に作り、私が幼少の頃は母は私をいつも罵倒し、私に暴力をふるい荒れていましたが、世間にはひた隠しにしていました。
私(鶴田)は高校卒業時、大学受験に失敗し進学もせず浪人も就職もしない無職少年になってしまい、警察沙汰をおこし、両親にも勘当されてぷー太郎になってしまった悲しい過去があります。
(写真 イタい昭和ヤンキー時代の私)
しかし、その紆余曲折の後、宅浪して独学で大学に進学し、プチヤンキーになったために失われた青春?や時間を取り戻すべく、大学で部活を目いっぱいおこない、大学卒業後は自らの人生をも取戻すべく損害保険会社本社に就職。その後各地を転勤し、やっとなんとか人並みに結婚して子供も生まれました。
そんな事情で私は離婚以外にも親の不仲や、そして子供の非行、その非行からの立ち直りについて私自身の心得もわずかながらございます。
両親の不仲や不幸が子供の精神へじわじわとボディ・ブローのように効いていき、その心を少しずつ蝕んでいきます。
10代の子供は大人の10倍は感受性が鋭いといわれています。
私は離婚後に娘と息子と15年目の離婚父子家庭ですが、離婚前の2年弱、夫婦が裁判所で係争中の間も離婚前父子家庭でした。
当時、小学生であった私の子供たちの父兄参観に行きました際に、担任から「先生やクラスの友達と話すこともほとんどなく、殻にこもった様になってしまっていますが家庭で何かあったのですか?」 と尋ねられました。
2人とも成績も見る見るうちにガンガン下がっていきました。
しかし、離婚後は2人とも明るく元気になり、中学、高校と勉強に励み、部活でスポーツに打ち込み、友人も多くでき、大学卒業後には娘は市立小学校の教諭、息子は市役所の行政職として勤務しています。
私が離婚父子家庭の父として離婚後15年間心掛けてきましたことは
① 別れた妻(母親)の悪口は絶対に言わない
② 毎日何があっても明るく元気に笑って一生懸命働く姿を見せていく
③ 子供たちと毎日全員で雑談でもいいから笑って会話する時間を作る
④ 子供とケンカになった時はとことん言い分を聞いてから笑ってスカす
⑤ どんなに忙しくても夕飯は手作りの料理を努力して作る
⑥ 母親との面会交流は子供の意思にまかせて阻害したりしない
この6つを守ってきました。
子供たちが夫婦の別居後に母親と生活をしている時に父親である私の悪口を母親や母方の祖母から再三聞かされた事が父親の家へ家出をする引き金になったと子供たちから聞きました。
私はその話からの反面教師で妻の悪口だけは言わないように心がけました。
別居している配偶者の悪口を言うことは「自分の顔につばを吐く」ことになりますよ。
娘が高校を卒業するころに「お父さんたちが子供をダシにして “子供たちのため” だとか言って全然夫婦仲が悪いのにやり直したり、別居を繰り返したりして本当にいい迷惑だったよ」と笑って言ってきました。
ある大学の研究結果の論文では、不仲な夫婦の離婚でもその子供は離婚直後「両親に離婚してほしくなかった」と思うそうですが、数年後には「両親が離婚して良かった。離婚すべきだった。」という結論になるそうです。
私の娘も中学1年生の時に夫婦の離婚が決まった日には大泣きしました。
しかし、すぐに元気になり、勉強に運動に励み明朗闊達な子供に育ってくれました。
娘曰く「あんな両親が仲の悪い家庭であのまま育っていたら、私は登校拒否ではなくお父さんと同じようにヤンキーになったやろうね!」と今は小学校教諭である娘に言われまして何故か笑えませんでした(笑)
片親家庭であれば受けられる行政のサポートもありますし、なにより子供の親権者の生活や意識が健常なものになり、ひとり親の苦労はあっても正しい道に進んでいるという誇らしさ、それは気概に変わると思います。
子供への影響も、頑張って真っ直ぐ生きる親の姿を見るほうが、夫婦でもめ事が多かったり、愛情のない両親を見たりして育つより、子供はよほど良い影響を受けるそうです。
“離婚したら子供が可哀そう”などは親の身勝手なエゴなのかもしれません。
確かに短期的には“可哀そう”だと思いますがそれは時間が解決してくれます。
長期的には得るものは大きいといえます。
短絡的に考えずに、大所高所に立って考えてみてください。
そして親であるあなたの人生のこともあります。
「子供のため」「お金のため」と大義名分をつけて我慢して夫婦を続けることで今後のあなたの人生は果たして幸せでしょうか?
何度も申し上げましたがそのようなあなたを見ていくことが子供の不幸を招きます。
離婚を先延ばしするのではなく、今、離婚するか、夫婦が心から戒めあって省みて今からしっかりとやり直すか舵を切るべきです。
私たちは決して離婚を勧めているいる訳ではありません。
やり直すのであれば、第一に夫婦がしっかりとやり直すことを大前提で相手方と交渉していくことです。
「俺は悪くない」「離婚を求められるような法的な根拠はない」「絶対に離婚しない」「お前の方が悪い」など返答していてはますます離婚しか道はないようになってしまいます。
私たちの事務所はご相談者の60%の方が “離婚を回避したい” ということでお越しになられて、最終的に夫婦のやり直しが叶いました実績も多々ございます。
「子供のためにやり直したい」では夫婦は仲が悪いままだからだめで「夫婦をやり直したい」というスタンスで修復を始めることが大事でそれが子供たちの幸せためになるという事です。
夫婦に問題が生じましたら我流で進める前に早く私たちにご相談ください
※ 公益財団法人 家庭問題情報センターの資料を参考に開示しておきます
離婚が子供のためになった例
離婚したことで逆に家庭環境が良くなったケースもあります。
・両親の仲が劣悪で教育上良くない
・子供がいるのに平気で親が夜外出する
・子供の目の前で片方の親の悪口を言う
・DVなどの家庭内暴力がひどい
・暴言などモラハラが行われている
■子供が父親に求めていること
・養育費など金銭的援助をしてほしい:(20%)
・面会交流など離婚後にしてほしい:(16%)
・愛情がほしい:(11%)
・離婚の説明がほしい:(6%)
・父親の在り様を示してほしい:(6%)
・弱音を吐かない、借金をしない:(5%)
・母親の悪口を言わないでほしい:(5%)
・その他:(30%)
■子供が母親に求めていること
・今のままで十分:(17%)
・子どもに罪悪感を持たないでほしい:(14%)
・ストレスを子どもにぶつけないで:(10%)
・離婚についての説明してほしい:(6%)
・父親の悪口を言わないでほしい:(5%)
・父親との面会交流をさせてほしい:(4%)
・再婚しないでほしい:(4%)
・その他:(50%)
離婚前には父母間の激しい闘争又は冷えきった雰囲気の中で,子どもは息を殺して推移を見守り,離婚になったら自分はどこで,誰と暮らすことになるのだろうかと,不安と緊張に包まれます。
離婚後は,別れて暮らす親の喪失感と悲哀感,激変する生活環境への不安感,世間の偏見と哀れみのまなざしを意識して,友達にも本当のことが言えない寂しさ・孤独感に悩む姿が浮かび上がります。
私は離婚後に離婚父子家庭になり2人の子供を育ててきました。
今の仕事も離婚後にゼロから手探りで初めて今日になります。
子育てや家事の苦労は母親と同じで分かっているつもりです。
金銭的財産は元妻にすべて渡し、無職の状態から始めました。
子供たちも公務員になり、楽しく仕事に打ち込んでいます。
「何とかなる。何とかする」という気持ちを持って過ごしました。
半沢直樹で花が「生きていれば何とかなるよ」と言いました。
笑って毎日を過ごして、先のことを悩まないようにしましょう。
お気軽にまずはメール・フォーム(クリック)からお問い合わせください!!
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離婚が子供に与える影響は私たちが思う以上にその心に大きな影響を残すものです。
現代は夫婦3組に1組が離婚しています。
大半の夫婦に子供がいるケースが殆どです。
「子供のために我慢して離婚はしない。」 という方は多いと思います。
しかし「離婚はしない」ということだけで、大半の夫婦がお互いに心を入れ替えてやり直しをする訳ではありません。
我慢してただ夫婦を続けている不仲で心が通っていない両親を目の当たりにして育った子供たちがヤンキー・登校拒否・引きこもりになるケースがとても多いのをご存知ですか。
母親や父親はお互いに愛情はなく “我慢” という環境で、家庭や夫婦に幸せや希望を持っていませんから、そのようなお互いに愛情のない夫婦(両親)が近くにいることは子供にとっては最大・最悪の不幸なのです。
実際に離婚の相談中や手続き中の、不仲な夫婦の子供さんの引きこもりや登校拒否または非行についての相談も同時に数多く寄せられています。
私たちは15年間の夫婦相談業務で同時に子供たちの問題にも接してまいりましたので様々な解決のノウハウを持っています。
恥ずかしい私事になりますが、私の両親は離婚こそしませんでしたが、仲の良い夫婦ではなく家庭は幸せな家族ではありませんでした。
父は家庭を顧みず女を家庭外に作り、私が幼少の頃は母は私をいつも罵倒し、私に暴力をふるい荒れていましたが、世間にはひた隠しにしていました。
私(鶴田)は高校卒業時、大学受験に失敗し進学もせず浪人も就職もしない無職少年になってしまい、警察沙汰をおこし、両親にも勘当されてぷー太郎になってしまった悲しい過去があります。
(写真 イタい昭和ヤンキー時代の私)
しかし、その紆余曲折の後、宅浪して独学で大学に進学し、プチヤンキーになったために失われた青春?や時間を取り戻すべく、大学で部活を目いっぱいおこない、大学卒業後は自らの人生をも取戻すべく損害保険会社本社に就職。その後各地を転勤し、やっとなんとか人並みに結婚して子供も生まれました。
そんな事情で私は離婚以外にも親の不仲や、そして子供の非行、その非行からの立ち直りについて私自身の心得もわずかながらございます。
両親の不仲や不幸が子供の精神へじわじわとボディ・ブローのように効いていき、その心を少しずつ蝕んでいきます。
10代の子供は大人の10倍は感受性が鋭いといわれています。
私は離婚後に娘と息子と15年目の離婚父子家庭ですが、離婚前の2年弱、夫婦が裁判所で係争中の間も離婚前父子家庭でした。
当時、小学生であった私の子供たちの父兄参観に行きました際に、担任から「先生やクラスの友達と話すこともほとんどなく、殻にこもった様になってしまっていますが家庭で何かあったのですか?」 と尋ねられました。
2人とも成績も見る見るうちにガンガン下がっていきました。
しかし、離婚後は2人とも明るく元気になり、中学、高校と勉強に励み、部活でスポーツに打ち込み、友人も多くでき、大学卒業後には娘は市立小学校の教諭、息子は市役所の行政職として勤務しています。
私が離婚父子家庭の父として離婚後15年間心掛けてきましたことは
① 別れた妻(母親)の悪口は絶対に言わない
② 毎日何があっても明るく元気に笑って一生懸命働く姿を見せていく
③ 子供たちと毎日全員で雑談でもいいから笑って会話する時間を作る
④ 子供とケンカになった時はとことん言い分を聞いてから笑ってスカす
⑤ どんなに忙しくても夕飯は手作りの料理を努力して作る
⑥ 母親との面会交流は子供の意思にまかせて阻害したりしない
この6つを守ってきました。
子供たちが夫婦の別居後に母親と生活をしている時に父親である私の悪口を母親や母方の祖母から再三聞かされた事が父親の家へ家出をする引き金になったと子供たちから聞きました。
私はその話からの反面教師で妻の悪口だけは言わないように心がけました。
別居している配偶者の悪口を言うことは「自分の顔につばを吐く」ことになりますよ。
娘が高校を卒業するころに「お父さんたちが子供をダシにして “子供たちのため” だとか言って全然夫婦仲が悪いのにやり直したり、別居を繰り返したりして本当にいい迷惑だったよ」と笑って言ってきました。
ある大学の研究結果の論文では、不仲な夫婦の離婚でもその子供は離婚直後「両親に離婚してほしくなかった」と思うそうですが、数年後には「両親が離婚して良かった。離婚すべきだった。」という結論になるそうです。
私の娘も中学1年生の時に夫婦の離婚が決まった日には大泣きしました。
しかし、すぐに元気になり、勉強に運動に励み明朗闊達な子供に育ってくれました。
娘曰く「あんな両親が仲の悪い家庭であのまま育っていたら、私は登校拒否ではなくお父さんと同じようにヤンキーになったやろうね!」と今は小学校教諭である娘に言われまして何故か笑えませんでした(笑)
片親家庭であれば受けられる行政のサポートもありますし、なにより子供の親権者の生活や意識が健常なものになり、ひとり親の苦労はあっても正しい道に進んでいるという誇らしさ、それは気概に変わると思います。
子供への影響も、頑張って真っ直ぐ生きる親の姿を見るほうが、夫婦でもめ事が多かったり、愛情のない両親を見たりして育つより、子供はよほど良い影響を受けるそうです。
“離婚したら子供が可哀そう”などは親の身勝手なエゴなのかもしれません。
確かに短期的には“可哀そう”だと思いますがそれは時間が解決してくれます。
長期的には得るものは大きいといえます。
短絡的に考えずに、大所高所に立って考えてみてください。
そして親であるあなたの人生のこともあります。
「子供のため」「お金のため」と大義名分をつけて我慢して夫婦を続けることで今後のあなたの人生は果たして幸せでしょうか?
何度も申し上げましたがそのようなあなたを見ていくことが子供の不幸を招きます。
離婚を先延ばしするのではなく、今、離婚するか、夫婦が心から戒めあって省みて今からしっかりとやり直すか舵を切るべきです。
私たちは決して離婚を勧めているいる訳ではありません。
やり直すのであれば、第一に夫婦がしっかりとやり直すことを大前提で相手方と交渉していくことです。
「俺は悪くない」「離婚を求められるような法的な根拠はない」「絶対に離婚しない」「お前の方が悪い」など返答していてはますます離婚しか道はないようになってしまいます。
私たちの事務所はご相談者の60%の方が “離婚を回避したい” ということでお越しになられて、最終的に夫婦のやり直しが叶いました実績も多々ございます。
「子供のためにやり直したい」では夫婦は仲が悪いままだからだめで「夫婦をやり直したい」というスタンスで修復を始めることが大事でそれが子供たちの幸せためになるという事です。
夫婦に問題が生じましたら我流で進める前に早く私たちにご相談ください
※ 公益財団法人 家庭問題情報センターの資料を参考に開示しておきます
離婚が子供のためになった例
離婚したことで逆に家庭環境が良くなったケースもあります。
・両親の仲が劣悪で教育上良くない
・子供がいるのに平気で親が夜外出する
・子供の目の前で片方の親の悪口を言う
・DVなどの家庭内暴力がひどい
・暴言などモラハラが行われている
■子供が父親に求めていること
・養育費など金銭的援助をしてほしい:(20%)
・面会交流など離婚後にしてほしい:(16%)
・愛情がほしい:(11%)
・離婚の説明がほしい:(6%)
・父親の在り様を示してほしい:(6%)
・弱音を吐かない、借金をしない:(5%)
・母親の悪口を言わないでほしい:(5%)
・その他:(30%)
■子供が母親に求めていること
・今のままで十分:(17%)
・子どもに罪悪感を持たないでほしい:(14%)
・ストレスを子どもにぶつけないで:(10%)
・離婚についての説明してほしい:(6%)
・父親の悪口を言わないでほしい:(5%)
・父親との面会交流をさせてほしい:(4%)
・再婚しないでほしい:(4%)
・その他:(50%)
離婚前には父母間の激しい闘争又は冷えきった雰囲気の中で,子どもは息を殺して推移を見守り,離婚になったら自分はどこで,誰と暮らすことになるのだろうかと,不安と緊張に包まれます。
離婚後は,別れて暮らす親の喪失感と悲哀感,激変する生活環境への不安感,世間の偏見と哀れみのまなざしを意識して,友達にも本当のことが言えない寂しさ・孤独感に悩む姿が浮かび上がります。
私は離婚後に離婚父子家庭になり2人の子供を育ててきました。
今の仕事も離婚後にゼロから手探りで初めて今日になります。
子育てや家事の苦労は母親と同じで分かっているつもりです。
金銭的財産は元妻にすべて渡し、無職の状態から始めました。
子供たちも公務員になり、楽しく仕事に打ち込んでいます。
「何とかなる。何とかする」という気持ちを持って過ごしました。
半沢直樹で花が「生きていれば何とかなるよ」と言いました。
笑って毎日を過ごして、先のことを悩まないようにしましょう。
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Posted by 心理カウンセラー 大屋ともこ