夫から見た離婚
夫婦に離婚の話が出た場合、夫から見た場合は
① 夫(自分)から離婚を言った場合
② 妻(相手)から離婚を言れた場合
のどちらかだと思います。
①の夫から離婚を言った場合は、妻との性格の不一致や価値観の相違などが大きい場合がベースでしょうが、さらに他の女性を好きになった場合も重なっている場合もあります。
いずれにせよ、夫側とすれば離婚の決心は既に出来上がっていると思います。
②の妻から離婚を言われた場合は、夫としては予想外の場合が多いと思いますが、離婚になりそうな空気や雰囲気は、夫側も多少は感じていたと思います。
離婚をするかどうかは夫であるあなたの気持ち次第です。
「やり直したい」という方も多いと思いますが、仮にやり直せても、一度“謀反”を起こした家来は、再度謀反を起こす可能性が高いと言われており、夫婦の間でもいずれ離婚になってしまう場合が多いです。
出来る事なら離婚は出来るだけ若い時が良いと思います。
60歳代より50歳代、40歳代より30歳代という風に年齢が若い時の方が新たな人生を再構築できると思います。
①の場合は妻側はあっさり「わかりました」とはならないと思いますが、ここは焦らずに時間をかけて、無理に説得をせずに“時間が解決する”と言われていますように、妻に急いで答えをせかさないようにしてください。
もう離婚の意思は変わらないということを、手紙などを使って時間をかけて知らしめていくことです。
手紙の書き方につきましては私たちがレクチャーしたり代筆をいたします。
養育費や財産分与はきちんと公正証書を作って支払うことを約束していくべきです。
財産分与や養育費はあなたの年収で決まっていますので、調停しようと、裁判しようと、法律で一定ですので、私たちと一緒にしっかりと勉強をして手紙で提示していくべきでしょう。
法律の勉強につきましては手紙の書き方も含めまして私たちがしっかりとレクチャーしますので、しっかりと法律を押さえて支払うべきものはしっかりと払う意思を示すことが肝要です。
まずは相場である金額を根拠(養育費算定表など)を示して妻側に知らしめるために提示をしましてから、最後にはその相場より少し多めを提示して誠意を見せることが必要です。
少々多めに払ってでも早く解決を図り、不健康な日常から一刻も早く脱却することが一番です。
いつまでも "意地だ" とか "メンツだ" などに拘っても仕方ありません。
ここは "男らしく" ですよ!
手紙や夫婦の話し合いで離婚協議をここまで時間をかけましても離婚の合意がもらえない時は、ご自分で勉強をされて離婚調停での話し合いに移っていくといいでしょう。
調停はあくまで調停員を介しての話し合いですので合意できなければ打ち切りになります。
落ち着いて調停委員と話し合って下さい。
②の場合はあなたは言われた側ですので、動揺していると思いますが、離婚を決意しています妻にやり直しをしたい旨を伝えても、前述しましたように、やり直しは難しいと思われますので早く離婚に合意された方が宜しいと思います。
「なんでもする!」「お金を全てあげる!」など苦し紛れの、魂を売るようなことを言っても一時的なことで、相手はますます横着になり、元の妻に戻ることは無く、奴隷のようになってしまい、さらに再燃して結局離婚になってしまいますので魂を売ることはやめた方が良いでしょう。
中には夫婦の修復が叶い、その後に幸せにやり直せた夫婦も居られますが、離婚危機の夫婦100組のうち0・5~1%程度です。
私たちとご夫婦と何度も4人で面談を重ねまして、夫婦のやり直しの取り決めを公正証書などを締結をして、初めてやり直せています。
離婚危機からの修復は極めて難しいのが実態です。
しかし、このまま離婚では・・・・という夫も居られますので、まずは手紙で率直な気持ちを手紙で妻に伝えてみましょう。
男女の私たちが、あなたの思いをしっかり聞いて、夫として、妻として、それぞれの立場に立って手紙の作成をいたします。
それでも大半がNOという返事に終わると思いますが最後は裁判所での話し合いです。
「夫婦円満調停」というやり直しの話し合いを調停委員を間に立てて調停室に交互に入り話し合いを進めていきます。
あくまで話し合いなので合意できなけば打ち切りになります。
もうここまでしましたら男らしく諦めることも男として必要なことです。
いつまでもぐじゅぐじゅと離婚したくないと駄々をこねていても、ますます嫌われるだけです。
「子供と別れたくない!」などの理由をつけて、子供を“だし”に使うのはやめて欲しいと思います。
子供との別居を本当に望まないのであれば、サラリーマンで子供の養育が難しい状況を本気で改善して、仕事を変えてでも子供を育てる姿勢を裁判所で示して自らが親権を主張し戦うべきでしょう。
私どものお客さんで仕事の遅いサラリーマンを辞めて実家の農業を継ぐことで子供の親権を裁判所から認められた方もおられます。
一か八か懸けてばくちのようなことをしても必ず願いが叶うわけではありません。
叶わない場合でも後悔してはいけませんし、決めたことで生きていくことです。
どうするかは、ばくちですのであなたの判断です。
夫側の離婚は気持ちや心にどう折り合いをつけるかということがポイントです。
男としてのプライドもあり、どう気持ちを納めるか、どう割り切るか、悩みはつきません。
私たちはそれぞれが離婚経験を持ち、離婚時は皆様と同じ葛藤に苦しみました。
母子家庭や父子家庭になり子供たちを成人まで育て上げました。
法律での解決の前に、精神的な安定をしっかりとカウンセリングを施してから進めます。
法律の前にまずは私たちにご相談ください。
お気軽にまずはメール・フォーム(クリック)からお問い合わせください!
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Posted by 心理カウンセラー 大屋ともこ